ぶどう膜炎~原田病(フォークト・小柳・原田症候群)

ぶどう膜炎~原田病(闘病日記)

原田病・・・闘病日記③


1月6日(木)入院の朝、早く目が覚め、前日にまとめていた荷物の確認をした。不安で眠れなかったはずなのに妙に落ち着いていた。

10時30分まで病院に来るように言われ、息子と二人で自宅を出て、列車に乗り、駅で娘と待ち合わせて、病院に向かった。

入院手続きを済ませ入院病棟に向かい、ナースステーションに寄り、そこで病室に案内された。前日(5日)に血液検査を済ませていたので、午後から原田病の検査をすることになった。

子供達と病室で入院の準備している時、病室に居なかった30代の女性が戻って来て、声をかけてくれた。その人は、私と同じ病気でした。

「ぶどう膜の先生が同じなので、もしかして同じ病気ではないですか?」と聞かれ、私は「原田病という病気なんです」と、答えると「私も原田病なんですよ。でも大丈夫ですよ。
入院して2週間経つけれど今は目が見えてとてもクリアですよ。」と言ってくれた時は、不安だった気持ちがほっとして胸のつかえが取れた。

原田病の検査は、ずい液を採取して調べるので脊ずいに麻酔注射し、ずい液を採取した。麻酔がなかなか効かず、採取する針をゆっくり、ゆっくり刺しながら行ったが、痛さがズキン、ズキンと腰に響いた。

どういう状態なのかと思いながら結果を待つ事になった。夕方、子供達も帰り、主治医の診察を受けることになり、診察室に行った。

主治医の診察を受けて感じたことがあった。診察中に何度も目を見ながら「あ~」という声、私には「これはひどい」という感じの声だった。

しかし、診察が終わった後、私に言ったことは「来週の火曜日、ぶどう膜専門の先生が来るので治療は、その時にしましょう」という事だった。

その時、私は”なぜ”と疑問に思った。今、目が見えないのに火曜日まで待てというのか、今日は木曜日なので5日も目が見えない状態でいなければならないのかと思い、主治医に「早く治療してくれないと困るし、なぜすぐ治療ができないのか納得できない」と抗議した。

すると、主治医は、ぶどう膜専門の先生と連絡をとって話しをする事になり連絡を待つ事にした。

夜、7時すぎ、主治医ともう1人の先生と3人で話合いになった。検査の結果はやはり、原田病ということで治療法としては、点滴投与(ステロイド)から内服治療ということで、これに対しての副作用の問題、了承してくれれば明日からすぐ治療するとの事を言われた。

ステロイドしかないと言われれば治療するしかないと思ったが、主治医との信頼感が少しうすれた。

いよいよ、5日も待たずにして、明日から点滴治療を行なう事になった。

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