2年前に行ったサロマ湖周辺・・・
とても残念な出来事を知ったのは9月の新聞でした。
網走市の能取湖に生育している『アッケシソウ激減』
の記事でした。
良かれと思い堤防をつくり、自然の流れを食い止めて
しまう結果になってしまったこと・・・
そして、使った土が漁港建設工事で出た
しゅんせつ土・・・
土の成分はどうだったのか??
かつては天然記念植物に指定されていたという
アッケシソウには苦しかったのではと心が痛みました。
北海道では限られたところでしか生育していない
ということでとても残念に思います。
海水が混ざった土(塩湿地)に生え、茎の形がサンゴに
似ているということで『サンゴ草』と別名があります。
春は緑色の茎で秋には赤く色が変わります。
春は見たことはありませんが、秋の季節には
一面が赤く染まりとてもすばらしいものです。
私の見に行ったところは、アッケシソウの赤い色は
やや薄くなっていましたが、これも自然の形で、
自然の流れで生育しているのではないでしょうか?
アッケシソウの由来について書いてありました。
網走市の能取湖より見に来ている人は少なく
あまり知られていないようですが、ここは
自然の景色と一体になり、ゆっくりとした
流れのなかで素敵でした。
今朝の新聞で年内に堤防を撤去する記事が
載っていました。これも人間思い、考えで
自然破壊を起こしていまうことが悲しく、
とても残念に思います。